大阪の痛み治療ペインクリニック

1. ペインクリニックとは
2. 痛みの治療
3. 痛み治療の神経ブロック療法

ペインクリニックとは、英語の痛みを意味するペイン(pain)と治療や診療を意味するクリニック(clinic)とを合わせて作られた痛み治療を専門にする診療科目で、系統的には麻酔科に属しています。麻酔科医の仕事は殆ど手術室の中で行われるため、一般の方にはなじみが薄いですが麻酔科医の持っている痛みを取るという知識を一般の方にも利用してもらおうと考えられたのが、痛みの外来、ベインクリニックです。

ペインクリニックでは、痛みをとる治療として、神経ブロックという特殊な注射を主として行なっています。神経ブロックとは、痛みの原因となっている神経に直接、あるいはその付近に、注射針または神経ブロック専用の針を挿入して、局所麻酔薬などを注入し、痛みの信号が脳へいくことを遮断（ブロック）する方法をいいます

しかし、薬が切れたら痛みは戻ってくるのでは ... ？ 

たとえば、ぎっくり腰を起こすと、腰の筋肉や神経が炎症を起こし、交感神経が緊張して血液循環が悪くなり、筋肉も硬くなったり、知覚神経も過敏になったりします。この状態で神経ブロックをすると、痛みを伝える神経回路が遮断されるので、まずその場で痛みを感じなくなります。同時に交感神経にも作用するので、交感神経の緊張を鎮め、血液循環が促進され、それによって炎症が取れ、筋肉が柔らかくなります。そのため、麻酔が切れても、痛みが戻ってくることは少ないのです。もちろん、完全に痛みをなくすには繰り返し行なう必要はありますが、2～3回の治療で、つらい痛みから解放されるのです。
神経ブロック治療を重ねれば、薄皮を剥がすように痛みがなくなっていきます。